ハーモニーの畑担当の佐藤です。
昨日は 【 キャベツの種取り 完結編 】 を
そして今日は 【 キャベツの種まき 】 をそれぞれ行なってきました。
皆さん こちらの写真を覚えているでしょうか?
そうです
この謎の植物こそが 皆さんもよくご存知のあの野菜
丸々としたあのキャベツの [成熟] した姿なんです!
(詳しくは 以前アップした キャベツと大根の回 をご覧いただきたいと思います。)
こうして収穫したキャベツの母本なるものを さらに時間をかけて自然乾燥させることによって
木全体に残ったエネルギーと 太陽などの自然のエネルギー それら全てを余すことなく
種の一粒一粒に凝縮させていくのです。
そうしてできあがったものを 今度は 【 選別 】 する作業に取りかかります。
少し時期はずれになってしまいましたが なんとか無事 種取りに漕ぎつけることができました。
こうして ゆすったり叩いたりしながら サヤから種を落としていきます。
パラパラと心地よい音を立てながら 次々と種が落ちていきます。
そんな音を聞きつけてか 産地担当の瀧澤が ひょっこり姿を現しました。
見ていないようでいつも見てくれている そんな頼れる兄貴分は 今年で三児の父親となりました(笑)
それからさらに 種をふるいにかけたり 風の力や水の浮力を利用しての選別を重ねていくことで
写真のような しっかりと実の入った 良質な種だけを抽出していきます。
そうしてそれらの種を 毎年のように蒔き繋げていくことによって
野菜たちはより 自分たちの畑に合った その土地土地に適応した作物へと 進化を遂げていってくれるのです。
私たちの苗床の土は 二年前にハーモニー農園でできた自然栽培の小麦や野菜くずたちを集めて
完熟、風化を繰り返していく中で 完全に[土]に還ったものだけを使っています。
それらの土をふるいにかけていくことで きれいに整った苗床に仕立てていきます。
そこへ今回取れた種を 一粒一粒 丁寧に蒔きつけていきます。
以上 無事に種取り&種まきを完了することができました。
こうして畑でできた命が そこの畑に還っていくことで
また次の畑の命へと繋がっていく
そんな命の繋がりというものに 私たちはこれからも真摯に向き合っていきたいと思います。
ただ獲るだけじゃない 命を頂けることに感謝し 命を繋ぎ続けていくことこそが
私たちが自然と[共存]していける 確かな道しるべの一つだと信じているから。
長くなってしまいましたが 今後も随時 こちらに畑の様子をアップしていきます。
どうぞお楽しみに。
最後までお付き合いありがとうございました。
それではまた。