2013年06月20日

にんにくの花


 
みなさんこんにちは!!

ナチュラル・ハーモニーの田辺です。


突然ですが、クイズです!!

この花、なにの花かわかるでしょうか??


IMG_0899.JPG




















実は、「 にんにく 」の花 なんです!


そう、イタリアンには欠かせない
あの白い「 にんにく 」です!!


自然栽培全国普及会、会長の高橋博氏の畑での一コマです。


IMG_0898.JPG

























実は、にんにくは花の後に
実る種からも育つのですが、

土の中にできる「 にんにく 」のかけらを植えて
育てるのが、一般的です。


たまたま、
今回は花を摘むのが遅れたのが
あったので、
花の写真をとっておきました。


これも、
自家採取ならではのハプニングですね。


自然栽培では
自家採種していくことが
大切な要素の一つです。


そもそも
農家さんにとって
昔は当たり前だった
種をとる行為。


野菜たちが
花をさかせて、
種を実らせ
一生を終える。


野菜と付き合う時間が
通常の栽培より長い分、
野菜や自然に一歩踏み込むのが
自然栽培のいいところですね。











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2013年05月21日

愛知のエフエフジェイさんが自然栽培に挑戦!

みなさん、こんにちは!

ナチュラル・ハーモニーの田辺です。

先日、
5/17(金)5/18(土)と二日間
愛知県にいってきました〜!!


エフエフジェイさんという農家さんを訪問してきたのです!!

エフエフジェイさんは
20年来、お付き合いのなる農家さんです。


ハーモニック・トラストでは取り扱いはないのですが、
直営店や卸事業部で販売させていただいています。


というのも、
これまで植物性堆肥だけしかつかわない,
農薬は少々つかう特別栽培が主の
生産者グループだったからです。


トマトやナス、
そしてとっても甘いフルーツトマトを栽培されています。


そんなエフエフジェイさんとは
もう20年もの付き合いで自然栽培がまだまだ少なかったころ
お世話いなりはじめた農家さんです。


このエフエフジェイさんにも
これまで、
自然栽培をやってみませんかと
なんどかお伝えしていたのです……!


これまでは
なかなかタイミングが合わなかったのですが、
今回、やっと自然栽培に取り組んでいただけることになりました!!


きゅうりとレンコンとトマト!

この3品目でやってくださるとのこと!


長年お付き合いしてきた農家さんが、こうしたご縁をもとに
自然栽培に取り組んでくださること。


こんなにうれしいことはありません!!

農家さんとの信頼関係がなければ、
踏み込めない一歩だからです。


エフエフジェイの大島社長は
安心安全なんていうことばが
そもそも、農家と流通と消費の信頼があればいらない言葉だといいます。

まったく、同感!


また
エフエフジェイの安達専務は
塩害の地域で
高糖度のトマトづくりの技術開発に長年取り組んでこられた方です。


そして
加藤常務は、農家の野菜をむだにしまいと
営業活動に日々とりくんでいらっしゃいます。


そんな
お三方とお話をする中で
ナチュラル・ハーモニーとは同じ方向を向く家族のようなもの。
ただ、自然栽培というとどうしても収穫量の心配があった。

でも、
話す中で、
レンコンときゅうりとトマトにおいて
やってみようという話になりました”!

レンコンは、在来種の備中レンコン
これまで、レンコンは自然栽培でも難しい品種でしたが、
木曽川の河口でレンコンを大規模にやっている農家がいらして
その一部を自然栽培でやっていただけることに!!!

すごい!


さらに
キュウリとトマトでも取り組めることになりそうです。


まさに、これからが楽しみにです!!


自然栽培の輪が支えてくださる方々のおかげで、
着実に広がっています!



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2013年04月27日

自然栽培農家 仲居氏を訪問

 


みなさん!

いつも、ありがとうございます。

自然栽培農家の仲居主一さん久さん親子を茨城県行方市に訪ねてきました。


IMG_0193.JPG

















野菜の生き方。生まれる味わいについて、仲居さんの言葉は深い。


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IMG_0171.JPG
今年も、サツマイモの苗の芽が芽吹いています。
種イモから吹き出す芋のツル。
これだけの力が眠っているってすごいですね。
IMG_0169.JPG

大地をつきやぶって、まさしく命が動き始めます。


IMG_0210.JPG

春の小松菜は今がおいしい季節。
冬には及びませんが、それでも、絶妙な味わいですね。


IMG_0212.JPG

上お赤いのはアカザですが、
肥料がない環境では、
こんなにも、赤い色が強くなります。


これは、
ほかの植物も似たようなところがあって
小松菜も土に栄養が極端にないと
茎が紫いろを指してきます。


小松菜の場合、ここまでいくとちょっと筋張っておいしくなくなります。


かといって、
肥料たっぷりで栄養過多だと
なんだか、味わいも歯ごたえもなくなります。

じっくりと育つから体をつくる栄養成長のはたらきと、
生殖成長のはたらきのバランスがいいのだといいます。


このバランスをとるのが、農家の妙。


仲居さんの小松菜は、
大きいものは、おもったほど筋張っていなく
ジューシーで甘くておいしいです。

そして、小さいものは、
やや繊維があって歯ごたえもあり、
すこし味わいが豊に感じられます。


同じ畑一枚でも、ちょっとした変化で作物の生き方、姿、味わいが
かわるといいます。

IMG_0189.JPG


畑で笑みをたたえる仲居さんでした。




ナチュラル・ハーモニー田辺

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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2012年09月18日

福島の地に日本と韓国の自然栽培農家が集う!

ナチュラル・ハーモニー代表 河名秀郎が、
韓国の自然栽培農家を福島県のリンゴ農家、紺野さんのところへお連れしてきました。

道法 正徳氏とともに、果樹栽培の講義です!

急遽、秋田のリンゴ自然栽培に挑戦している佐藤雄己さん、
山形のブドウの佐久間さんにも、お声がけしていらしていただきました!


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左から紺野さん、河名、佐久間さん、佐藤さん


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途中、葉がご覧のように黄色く落ちてしまうシーンもあり
今年もダメかとほぼあきらめていたそうです。


と思いきや、

切り上げ剪定で立ち上がった枝は元気に成長
し、結果、大事に至らず、
このまま11月のの出荷まで順
調に育ってくれるだろうとの事でした。

農薬を止めて2年
目ですが、実はこのりんご、肥料は5年間投入していない園地なんです。

来年はもっと本数を増やそうと計画中です。



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この地域は受粉時に雨が多く、どのりんご園も不作っぽい中、
この一本でりんごが300個くらいは実っていました



出荷の時期は、11月ごろになりそうです。
今年は本当にわずかですが、いまから楽しみです!

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2012年09月17日

この夏、よみがえるブルーベリー秘話!

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無題.bmp

この夏のよみがえるブルーべりー秘話 

 「今年、新たな挑戦をしてみました。
ハーモニック・トラストさんでもお馴染みの道法
正徳さんの指導されている切り上げ剪定をやってみ
たんです」

 野矢さんは言いました。道法 正徳さんの切り上
げ剪定は、常識とは全く逆の剪定。植物の樹勢を
良くするにはどうするのがいいのかを、植物ホル
モンの働きなどを加味して実践的に体系化されて
きた方法です。
 それが、自然栽培の論理とぴったりと合うので、
多くの果樹農家が実践しはじめています。
 
 今年、野矢さんのブルーベリーは3 年目ですが、
昨年一つの失敗をしたといいます。新規就農農家
として経営と効率を考えて取り組む部分も多く、

ブルーベリーの樹の剪定を作業効率の良いように
剪定してみたのです。

 枝は切れば切るほど、根を傷めてしまいます。
特に徒長枝という縦に伸びる枝を切ると、強く根
を傷めてしまうと道法 正徳さんは言います。しか
し一般的には、この徒長枝は切るように指導され
ています。徒長枝には良い花は咲かず、収穫もし
づらく光が樹に当たりづらくなるというのが理由
です。

 ところが実際には、徒長枝を切る分、根が傷み、
樹が弱り病気が増えて農薬に頼らざるを得なくな
るというのが果樹農家の実態です。最もこうした
ことを知る農家もまだまだ少ないのです。

 野矢さんも、それは知ってはいたものの新規就
農で経営を考えるうちに作業効率を追い求めた瞬
間だったといいます。

 ブルーベリーの高くなる枝を切って、低くして
作業効率を高めようと考えました。しかし、ラビッ
トアイ系のブルーベリーは3〜4m もの高木です。
収穫が大変なわけです。結果、樹は枯れ出してき
たのです。せっかく育てた樹が枯れてしまっては
元も子もありません。なにより農家にとってはつ
らいことです。多くの果樹農家が、樹の本来の寿
命よりも早く樹を枯らしてしまっています。

 野矢さんも、今年、ブルーベリーの切り上げ剪
定に取り組んだところ、通常では考えられないこ
とが起こりました。なんと枯れかけていたブルー
ベリーの樹が復活してきたのです。「姿が全くちが
う。圧倒的に元気。枯れかけていた樹がよみがえっ
てきた!」って気づかされたといいます。

 枯れかけていたブルーベリーの樹がよみがえる
姿に気づかされたというのです。徒長枝を活かし、
樹がしっかりと根を張ることで、樹に勢いが戻っ
てきた。樹の肌も変わってきました。

 時々、カミキリムシが樹をかじったために、ブ
ルーベリーが枯れることがありますが、切り上げ
剪定にして樹勢が良くなってくると、それも少な
くなるのではないかと野矢さんは感じています。

 収穫量は、今のところ今年の収穫が終わってみ
ないと分からないのですが、手ごたえを感じてい
ます。収穫量もトータルでは今年の方が良いので
はないかと感じているそうです。

 樹の勢いが良くなり、2 年後、3 年後、どのよう
に変化していくのか楽しみにしているということ
でした。
 昨年、徒長枝を切り詰めた樹の中で、かなり枯
れかけていて、今年は収穫できない樹があったそ
うです。その枯れた樹を取り除き、新しく生えて
きた徒長枝を伸ばして、来年の復活を期している
といいます。

 この積み重ねる時間の中で、植物の力と向き合
えるのも自然栽培農家の醍醐味ですね。


 ブルーベリーの味に関しては、今年はまだ大き
な変化は感じていないといいます。もともと選果
を厳しくして留意してきたのと、もう一つ、味に
は樹勢以外に、水の量と温度も影響します。野矢
さんは感覚的に雨の影響が大きいと考えています。
雨が少ない方が味はいい。しかし、雨が少なくて
も土がしっかりと水を保てる状態を作っていない
とだめだというのです。

 一昨年、雨が1 ヶ月ない月がありましたが、ブルー
ベリーは枯れることはありませんでした。そして味
はすこぶる良かったのです。そこで、野矢さんは、
ブルーベリーの苗を植えるにしても、畝をたてて(土
をもって)その上に植えたり、畑の周りに溝を切っ
たりして物理的に水はけを良くしています。
 
 それだけでは、水が枯れてしまうので、土が水を
保てるように草をしっかりと茂らせています。何年
もそうやって草が茂っていたところなので保水力の
ある土だということも、幸いしているといいます。
草が土を覆い、土の腐植が豊かになることによって、
しっかりと土が水を保てているのです。こうしてブ
ルーベリーがよろこぶ環境が整い、ブルーベリーに
味が乗ってきます。

 「水もち水はけが良い」というのは自然栽培の良
い土をつくる一つの条件です。

 このことを強く心がけている野矢さん。まだま
だ分からないことだらけといいます。
 実際に、年々品質のよくなっていく野矢さんの
ブルーベリー。


 一般のブルーベリーの普及員として普及活動に
取り組んでいたナチュラル・ハーモニーの新スタッ
フ弓野も、ブルーベリーの味に驚いています。

 「18年間海外産から国内産までいろんなブルー
ベリーを食べてきて、ラビットアイ系のブルーベ
リーの中で一番おいしい!」。

 プロもうなるこの食味。今年も野矢さんの自然
栽培ブルーベリーが旬の時期となりました!ぜひ
ご賞味ください。
20120607野矢さん訪問(いなげや田中バイヤーと 027.jpg

■ポノポノ自然農園 野矢 健一さん
 
 ナチュラル・ハーモニーでの勤務を経て新規就農。
その生き方は、まさしく風来坊。
 しかし、人が経験しないことを糧として、内に秘めた
思いを、一歩ずつ行動し続けることによって実現されて
きた生産者さん。現在は栃木県で自然栽培のブルーベ
リーを作っています。



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2012年08月19日

環境から自然栽培農家とその田畑を見つめてみる

環境から自然栽培農家とその田畑を見つめてみる


●石川県の橋詰 善庸さんの田んぼでは、コウノトリが近くの湿原よりも、
  橋詰さん
の田んぼを好んで休む。

20120104出張444.jpgresize3417.jpg


●滋賀県の仲岸 希久男さんの田んぼでも、くもやトンボやカエルや
  ツバメがたくさ
んやってくる。
resize3587.jpg

●熊本県の冨田 親由さんの田んぼでは、ウンカの発生で作物が
  やられてしまうこと
はない。

P3_no.5 平成17年 ウンカの害に襲われる慣行田とウンカの害を受けていない自然栽培田.bmp


●岩手県の酒勾 徹さんは、パーマカルチャーを追求して、肥料・農薬を
  与えない自
然栽培にたどりつく。

IMGP2278.JPGIMGP2311.JPG

●肥料や農薬を与えない自然栽培では、土壌や地下水に余計なもの
  入れる必要がない。


●秋田県の桑原 秀夫さんは、田んぼに入る水がきれいになるようにブナの
  植林を長
年仲間と続けられている。

buna3.jpgbuna2.jpg

●愛媛県の田中 祐二さんは、瀬戸内の汚れる海、変わる生態系の原因が
  除草剤だと
感じ、自然栽培のみかん作りをはじめる。

P1000058.JPG

●愛媛県の道法 正徳さんは、果樹の樹勢をよくする剪定を見出すことで
  果樹の農
薬が減らし、味もおいしくなることに気づく。

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●千葉県の高橋 博さんは、土の中の肥料や農薬を取り除く取り組みを
  30年以上続
けることで、作物の生育状態が変わってきた。

自然農法成田生産組合 高橋博氏.jpg

使わずに済み、汚さずに済み、すこしずつきれいにできる。


シンプルでいい
シンプルでふつう
シンプルでおいしい
シンプルでうつくしい


そして自然栽培に学び
シンプルに自然と人と調和していきたい



ナチュラル・ハーモニー 田辺寛雄




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2012年08月16日

宮崎の過酷な現状 自然栽培農家 川越 俊作さんが語る

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昨日、宮崎の自然栽培農家 川越 俊作さんと話す。

大雨の影響はかなり大きいようだ。毎日2時間連日、スコールのように雨が降っているという。
自然栽培の川越 俊作さんの畑は水はけをよくする工夫をしてきているので
、水がはけているが、
そうでない慣行栽培の畑は水は溜ま
るは流亡するは、悲惨な状況とのこと。


また、ショウガは地域的に立ち枯れ病が出て、壊滅的な打撃をうけている。
立ち枯れ病は土がどうにもならなくなっ
ているからどんな農薬も効きようがない状況とのこと。


川越さんの地域でも、先の見えない農村で自殺者が2人も出ているという。
川越 俊作さんの自然栽培圃場は病気も、なく健康に育っている。もちろんでき、
ふできはあるが、先が読める農業。


それは肥料や農薬に頼らずとも育つ自然界の仕組みに添っていっている
手ごたえがあるからだと思う。具体的には土
の肥毒を抜くことであったり
腐植を入れることであったり
する。それでも、地域の人が川越 俊作さんの
農業に取り組んでみようとする姿はまだまだ少
ない。プライドや利害関係や
これまでの常識が立ちはだか
る。


でも、1人でもやる人が増えて、
本当にわかってやる人を
増やすのが一番近道だねと話をした。


川越さんがいう。


「最後はみんなここにくる。これ(自然栽培)しかない。ただ、本当に行き詰ったら動けなくなる。
このままでは自
給率は20%を切るんじゃないかと思う。
それでも、こう
したらできるという型を自然栽培は示せると思う。」


http://www.naturalharmony.co.jp/trust/seisansya/kawagoe.html


ナチュラル・ハーモニー 田辺寛雄


posted by ナチュラル・ハーモニー at 11:00| Comment(0) | 生産者さんの情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月29日

8年におよぶタネ採りと素晴しい いのちとの出会い



8年におよぶ固定までのタネ採り

20年以上続ける自家採種……



素晴しい いのちとの出会い



今回は自家採種をテーマに

自然栽培の先駆者高橋博氏とナチュラル・ハーモニー代表の河名秀郎の

対談講演会の記事を起こしたものの一部を紹介します!!


高橋博氏は自家採種に20年以上取り組み、33品目を自家採種されています。

そんな高橋氏との種をテーマの対談でした。


CIMG1250.jpg



河名

 次にタネについてお伺いしたいのですが、高橋さんはタネを

自分で採る、「自家採種」の重要性を強調されています。

タネを採っていくと、タネの中の肥毒も消えていく。

自然栽培の成功にはタネを欠かすことはできない、そう話されますよね。



高橋

 一般に販売されているタネは、その段階ですでに肥料・

農薬が使われている。さらにその後の生育段階でも、肥料や農薬が

必要となるようにタネが設計されている。タネの中にも「肥毒」がある、

それがいまのタネの現状。それは虫や病気を呼び込む原因となります。


 そうしたタネを肥料を使わない畑に播いてもうまく育つはずが

ないのです。やはり自然栽培に適したタネを選ぶ必要があります。

これらを前提に「タネづくり」を行う必要があります。



河名
 自然栽培に適したタネを育て、その中からも「肥毒」を抜いていくのですね。



高橋
 私はニンジンのタネ採りから始めました。肥料・農薬処理を

されていないタネを探し、ある農家さんに分けてもらったのです。

それを繋ぎ続けて今日に至ります。自分でタネを採る以上、

「選抜」が不可欠になります。色や形がよくて味がよいものを

ピックアップするのです。



 一反をタネ採り用の畑にしたのですが、そこから一万本以上の

ニンジンが収穫される。それを一本ずつ選抜していくと、さすがに

イヤになってくる。あれもダメ、これもダメといったように

ほとんど廃棄せざるを得ない。自然栽培に自家採種は不可欠、

そうは頭で分かっているものの、やめたくなる気持ちを拭いきれなくなるのです。



 ほとんどは廃棄。その中に7、8本くらいの素晴らしい色と長さの

ものに出会います。 それを選抜し、タネを繋いで8年が経過する。

そうなると素晴らしいニンジンばかりを収穫できるようになってくる。



 「8年かけてようやく!」というのがタネの世界です。なかなか思う

ような結果が出ないから、本当に意味があるのかと不安で覆い尽くされ

ていく。タネ採りには、忍耐と辛抱が必要になるのです。

 


 いまでは、タネとりも20年を超えています。



河名

 高橋さんは人にタネをあげることを嫌がりますよね。


DSC04376.jpg

高橋
 あげてしまうのは簡単です。でもそれは、「誰かにもらえるだろう」、

「くれるだろう」といった依存心を育む温床になります。

 人はもらったものを大事にしようとしないものなのです。でも、

自分で苦労して育てたものなら大切にする。だから簡単にタネをあげる

ことは本人のためにも、自然栽培の普及のためにも、意味がないと

思っています。明日にいのちをつなぐ小麦のタネたちなのです。


言い方は悪いのですが、「この人はダメだろうな」と判断した人には

あげることもあります。どうせやらないし、やっても途中で挫折しま

すから。でも、「この人は見どころがある」そう感じた人には絶対に

あげないようにしています。 タネの重要性を話せば話すほど、

「タネちょうだい、タネちょうだい」といった安易な発想になっていく。

だから無理だなという人には何も言わずにあげるようにする。



 でも、その地域、北海道なら北海道のリーダーになるような人には

絶対にあげない。九州を引っ張るだろう人間には、あげない。「自分で

一からやってみなよ」と突き放す。



 あげることで、人をダメにしてしまうわけですから。その体験を積んで

苦労も感動も自ら経験していないと、その地域を引っ張っていける人には

成長しない。決してケチだからあげないのではなく、あげたらダメに

なるからこそあげない。それはタネに取り組むことで分かったことでもあります。



タネづくりは、人づくり
 タネ採りにしても、土づくりであっても、自ら進んで取り組んでこそ、

さまざまな障害を乗り越え、屈しない力が養われていく。真剣に取り

組めば取り組むほど、本当にさまざまな壁にぶつかるわけです。

 やめようか、やろうか、やめようかと、行ったり来たり悩む時期が

必ず訪れる。でも、タネや土に向き合ってきた経験がそういう時にこそ

生きる。「土づくり」、「タネづくり」はそのまま「人づくり」に

繋がっているのです。



 土・タネ・人はそれぞれ別個の世界ではありません。それらは

密接不可分なものなのです。

 一見、個々に分れているように見えても、「三位一体」で、

初めて成立するのが自然栽培なのです。人だけがどんなに理解しても

うまくいかないし、土だけに特化してみても行き詰まる。タネだけが

どんなに良くなっても成功しない。あくまで「三位一体」こそが

自然栽培。



 それは10年、20年、30年という時間の経過で育まれるものなのです。

タネづくりにはどうしたって8年の時間がかかります。土作りには10年、

20年もの時間を要する。



 でも、それを長いと感じるのは人間の頭だけの世界で、自然界においては

極めて自然で当たり前のことがらです。長い人類の歴史からみても、

たかだか30年程度のこと。表土1センチの土を作るのに自然界は150年の

年月をかけるのですから。



 自然界に特別なものは存在していません。だから人だって特別な存在では

ないのです。人も自然界の一部、そう思えたらものすごく楽になっていくはずです。



 「人は特別」そう思ってしまうからこそ苦しんでしまう。「極端」に

走ってしまいがちなのです。自然の一員だと思えれば、自然のリズムで

生きようと素直に思えるはずです。



三世代先を見据える


河名

 高橋さんは「孫の時代で解決できればいい」とよく話されますが、

自分の代ですべてを解決しようという発想がそもそもないですよね。

花が咲き、枯れてタネになり、いのちをつなぐことに対する見方が

長期的なのですね。



高橋
 自然栽培を最初に勉強したときに、これは三世代で取り組む

農業だなと思いました。私・一代ではとうてい不可能であることは

分っていました。家を建てるシーンに当てはめた時にまず自分は

基礎固め、土台づくりをやろうと思った。



 何ごとにおいても基礎が不可欠。家屋は息子の代に建てればいい。

そしてそこに住み着くのは孫の代でいい。このぐらいのスパンで

考えなければうまくいかないのが自然界であり、自然栽培です。



 じっくり構えることができるからこそ、何が起きても動じない。

自分の代で何とかしようと思ったら、焦って焦って大変なことに

なってしまったと振り返るのです。三代・百年のスパンで考える

からこそ、じっくり固めていこうという発想が可能になる。今は

まだ一通りの形に過ぎず、まだまだこれからです。

 

河名
 高橋さんのダイコンの素晴らしさを見れば、お孫さんの代には

どこまで進化していくか、本当に楽しみですよね。



高橋
 それは私も楽しみです。今のダイコンは決して完成形では

ありませんから。実際に今のレベルでも満足できるものは、

7割程度に過ぎない。まだまだその程度なのだから、怠ることなく

続けていきます。



タネを制するものは世界を制する


河名
 いま「タネが危ない」と世間で言われ始めています。

タネはすでに一部の企業に握られています。タネを全世界から集め、

独占し牛耳っていく世界が作られつつあります。



高橋
 昔からいわれていることですが、「タネを制する者は世界を制する」

ものなのです。農業をする以上、タネは不可欠。だからタネを独占で

きれば、世界を制覇できる。タネさえ独占してしまえばミサイルも

核兵器いらない。胃袋をつかめば、人類の生殺与奪の権を握ることが

できるのです。



 これは空想でも予測でもなく、いま現実に起きていることなのです。 

いまの農業者に自分でタネを守ろうとする気持ちはすでにありません。



 タネ採りはめんどくさいし、買った方が早い、農業はそうしたものに

馴らされ切ってしまったのです。意地も心も職業倫理も、すべてが荒んで

しまったのです。



河名
 いま高橋さんと私たちナチュラル・ハーモニーは、自然栽培における

タネと育種事業を一つの形にするための相談をしています。高橋さん一人で、

33品目の自家採種をやっているし、自然農法成田生産組合の方々も

長年取り組んでいる。私たちナチュラル・ハーモニーでも自分たちの

農場でタネ採りを始めています。



CIMG1615.jpg

ナチュラル・ハーモニー農園で自家採種5年のすいか かなりうまい!

2011年はとってもいいできでした!


CIMG1604.JPG

こちらは大根のタネ!



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タネ採り用のお米お選抜

 

CIMG1589.JPG



 年々更新を続けながら、自然栽培で通用するタネを頒布できるように

「頑張ろう」と取り組んでいるのです。だから5年後、10年後には、

ナチュラル・ハーモニー・シードプロダクト事業を展開する日を目標に

準備をしています。



 タネを外国から買わなくてもいいようなシステムを作る、これに取り

組まなければ、本当にタネがなくなってしまいますから。



農業の明日

高橋

 タネに限らず、すべてがそうなのです。今がよければ、

今がラクならばそれでいい。



 一事が万事、誰も真剣に未来のことなど考えていないのです。

エコにしても、何にしても、表層ばかりに終始しているように

見えるのです。



 このままでは農業に明日はない。何の保障もないし、誰も

現実を直視していない。明日には明日の風が吹くというノリで、

とにかく目先のことばかりにしがみついている。後継者のこと

なんて考えていないし、嫁不足についても考えない。自分の今を

守るので精一杯となっているのです。



 日本の農業は30年前から変わっていません。私はそれを地獄と

感じてイヤで、やめようと思ったのですが自然栽培と出会えた。

とにかく惰性で、ただ何となく生きて死んでいくだけでは、人生

そのものが面白くないと思います。



河名

 自然栽培は単純に農法や食料という範疇ではなく、生きること

そのものに大きな示唆を与えてくれます。タネの問題や、肥毒を

抜くこと、そこからさまざまなことがらが見えてきます。



 そして農業そのものとしても他に依存することなく、自分で完

結する道を歩むことができる。他からどのような圧力を受けても、

それを跳ね返されるだけの力がこの農法にはあるからです。



 タネを独占する動きに対しても、肥料メーカー、農薬メーカー

などにも依存しないあり方を実現できるのです。



どの世界でも応用可能


高橋
 世界の情勢とか食料、燃料といったように、さまざまな角度から

眺めたときに、自然栽培は必ず注目を集めることになっていくと

思います。自分がやっている農法だから言うのではなく、さまざまな

時代的要求に具体的な解決策を提示できる農法だからです。



 そして、政治の世界、教育現場、家庭での子育て・・・・・・。

こうしたものへの応用が可能であると感じています。

去年卒業しましたが、脱サラで、サラリーマンがイヤになってやめて
来た農業研修生がいます。でも、研修期間を終えてまた
サラリーマンに
戻ることになったのです。





農家にはならなかったのですが、自然栽培の考え方を他業界でも


生かしたいと決意を語ってくれました。



「高橋さん、俺やってみます」と言ってきたのです。私は「もうすぐ

世の中はよくなっていく。この考え方はどこでも使えるからがん

ばってみなよ」、そういって送り出しました。人間も自然界の

一員なのだから、自然の法則はどの世界にだって応用できるのです。


河名


 私も自然栽培の原理原則を経営に農作業の合間に、応用することを

心に歩んできました。正直「遅咲き」なのです。他にたくさん、

有機や自然食品産業で、グイグイ伸びていった人はいるわけです。



でも私の場合はペースが遅い。いわば「ゆるい流れ」でここまで来た。



 それは自然栽培の原理原則、自然に逆らわない、むやみに追わない、

これらを胸に自重しつつも、風を読みながら、経営してきたのです。

 それはたとえ時間がかかっても、着実に花開く道ではないかと思っています。


 いま世の中は大変な不景気ですが、ウチの会社はどのセクションも

伸び続けています。前年を割っていない。銀行の人には「こういう

状況下で、売り上げが伸びているのは珍しい」と驚かれるのですね。



 私たちの中では、どんな局面にあっても、自然であれば少しずつでも

伸びていく。そういう概念がありますから、不思議とは思っていないのです。



高橋
  普通のことですね。経営も特別じゃないのだから、当たり前に過ぎない。

うちの組合、自然農法成田生産組合でも、「自然栽培ってほんとにカン

タンでした」と皆でよくいい合います。



 自然ってそんなに難しくはない。人が色々考えちゃうと難しく思えて

しまうだけ。いつの間にかこうなってしまう世界なのかもしれません。
 私たちは土づくりとタネづくりを通してそういうことを学びました。



食べることは土をつくること

農業者でない限り、土とタネへの取り組みを直接することはないのでしょう。

 でもこの作物を食べることは、そこに参加することを意味しています。

間接的であっても土に触れることになるのですから。

 自然栽培は栄養だ、安全だ、それだけのものでは決してない。

土作りに主体的に参加することになるのです。



河名
 自然栽培はそこが真髄ですよね。ただ「食の安全」などといった
ジャンルに留めてはならないものだと思います。ここに気づき、
自分でそれを感じていくことによって、人生が変化していくもの。
私たちはそのためのお手伝いをしたいと思っているのです。



 日本人は豊かな自然観が本来的に備わっています。それがを
歩みの中でこんがらがり、忘れてしまっただけではないかと思って
います。 少しのことで取り戻すことができ
るのではないかと
楽観的に考えています。



 今後も高橋さんと私たちは、一心同体で自然栽培を広げる
活動を続けていきます。

 おそらく全国を駆け巡り、この自然栽培の普及に力を注いで
参ります。土作りは農家さんだけがする仕事ではありません。



 この作物を食べてくださる方々も、実は土づくりに参加して
いることは確かな事実です。それぞれの役割や立場が違いに
過ぎないのです。



 実際に耕して土を作る人と、食べて土を作る人。そして
私たちは販売し流通することで土づくりに参加していく。
すべては土を作る目的、土を元に戻すための活動に繋がって
いるのです。今後も三位一体で活動を続けて参ります。



 ぜひ、自然栽培の農産物を食べることで、土づくりに参加して
いただきたいとお願いしつつ、この対談を終了します。



 どうもありがとうございました。


人参の母本選抜 ナチュラル・ハーモニー農園にて
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自分でこれはという人参を選びます!このときは、未来を見据えてかなり楽しい瞬間!


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それでもって、人参を植え替える!


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春になると茎がのび、花が咲きます!

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しっかりと植えてやります!! 

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人参の花は可憐できれいです。


自然栽培のテーマはこのキーワード。
関わる人自身が磨かれていくから、やっぱりありがたい農業だと思います!

田辺寛雄

土作り 種作り 人づくり.bmp
posted by ナチュラル・ハーモニー at 17:25| Comment(0) | 生産者さんの情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月25日

とある農家の農法(最終回) いのちを活かす。自然の醍醐味。

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>立派に育ったニンジンに仲居さんもにっこり



「味を求めているのではない。日々異なる自然という環境下で
生き物が最大限に力を発揮できるようにお手伝いしただけ」

「決して私が作っているのではありません。
成長過程をしっかり観察し読み解く。
その一つの結果で、バランスの良い味となったということですよ」


作っているのではない、読み解きお手伝いをする。

仲居さんはご自身で育てた野菜を
「作る」や「美味しい」とは表現されません。

なぜなら野菜を「作る」のは、
土や自然そして野菜たち自身であるから。

味を「判断」するのは、お客様自身であるから。



「美味しい」という条件も、
収穫時期や圃場をはじめ、
人の好みがあるからと言います。

(同じ顔を生産する“工業生品”ではなく
“自然の恵み”の証とも言えるでしょう。)


ジュースに向かないニンジンも煮物には向くなど
同じ時期でも、使う人や料理方法によっても
生き物が持つ力(味わい)を
最大限に発揮することができるからです。

まるで野菜たちが仲居さんの姿勢に
応えているかのようにも感じてしまいます。



「生き物と環境」にしっかりと向き合い
「野菜の本気」を引き出した野菜。

「仲居さんの野菜」には、
「味わい」と共に、あふれるほどの
自然の醍醐味がつまっています。


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>未来のために、今、種をまく



2010年2月に大好評をいただいた
野菜のトライアル企画。

それは仲居主一さんが作る野菜、
「野菜の本気」を味わうことができる
「レトロニンジン」です。



2009年度産は、
猛暑の影響もあって
みなさまにお届けをできませんでした。

2010年度産も、
集中した大雨で種が流されて十分な収穫量とはいえず
このトライアル企画を案内すべきか迷いました。

それでも何とかみなさまに
「野菜の本気」を味わっていただきたい、
その思いで限定数を設けて
ご案内させていただきます。




今回のトライアル企画は、

・滑らかな舌ざわりで
バランスが良いと好評の「サツマイモ」、

・ニンジン嫌いな子供も喜んで食べた「レトロニンジン」
(ジュース向けの小さいサイズのコースもあり)、

・希少な仲居さんの「里芋」を含んだ
「仲居のやさいセット」

の4コースからお選びいただけます。



サツマイモと里芋は、
きめの細かさが特筆もの。

なので、じっくり加熱してピューレやポタージュにすると、
違いがはっきりと分かります。

ソテーにしても低温で一度茹でたものをカリッと炒めると
両面のカリカリに対して中がホックリというより、
しっとり仕上がるのが特徴です。


ニンジンは、
美味しいからスティックで
カリカリとやりがちですが、
ジュースや千切りサラダにすると、数倍うまい!

なかなか家庭では難しいかもしれないけど、
千切りは包丁やスライサーで切るより、
チーズ卸器を使い、あえて表面がざらつくように切ると
同じ人参とは思えない味に……。


「食欲の秋」とは言うものの、
貯蔵することでサツマイモの味は
さらにのってきたように、
冬の根菜の美味しさはより増しています。




決して売り込むつもりはなく、
このブログで書いたのは
あくまでも仲居さんの紹介や観察力のことであり、
みなさまの生活に役に立つことがあれば
それだけで十分うれしいことです。

本当に必要な場合のみお買い求めください。

求めていないのに、無理に食べても
感じる味は半減するとも思い
みなさんに残念な気持ちを味わってほしくはありません^^;


「自然の味わいを感じて、笑顔になってほしい」

これが私たちの願いであります。


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■写真つきで情報満載のページはこちら。
期間限定で、仲居さんのやさいもご購入いただけます。
http://www.naturalharmony.co.jp/trust/TRIAL/nakaivege/20120120nakaivegeTR.html

■一年を通したニンジンの生長を追う。
http://www.naturalharmony.co.jp/trust/harmonic-trust/resume/carrot.pdf

■そのまなざしが、サツマイモを「観る」。
http://www.naturalharmony.co.jp/trust/TRIAL/nakaivege/nakaisweetpotato.pdf

■詳しい生産者紹介はこちら
http://www.naturalharmony.co.jp/trust/seisansya/nakai.html
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posted by ナチュラル・ハーモニー at 07:54| Comment(0) | 生産者さんの情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月23日

とある農家の農法(3/4回目) 活かすも活かさぬも、農家しだい。名コーチの手腕。

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>その観察眼で読み解く


生き物と環境。

土を取り巻く環境で生きる植物。

作物は、その環境の上で生きる
生き物の生き様の結果だといいます。

作物が生きた結果、実となり、種となるのだと……。



その作物がどんな環境でどのように生きたのかが、
食べ物のいのちとなり、食べる人のいのちとなる。

だとするならば、関わる農家の生き方が、
その作物の土をはじめとする環境と、
作物の生きるプロセスに
ダイレクトに反映するということが言えるでしょう。



そして、それは農家だけでなく、
その農家と関わり食べる私たちが、
どのように生きることを意志するのかと
同じ意味を持ってくるようにさえ思えるのです。


仲居さんがここまでいうのは、
そのことに真摯に向き合ってきたからに
他なりません。



そして仲居さんは続けます。

「自然の姿、自然の力に感謝するところに立ち、
私は肥料や農薬を『使わない』という発想になりました」

そして、

「大自然に育まれる土をはじめとする環境と、
生き物である植物の生きるプロセスがピタッとあったとき、
素晴らしい作物が生まれる。そしてそうした作物ほど、
多くの方が美味しいとおっしゃってくださる」


これは日々、土に向き合う農家でなければ
言えない言葉なのだと思います。



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>種・土・人など、気候風土の中に在るものたちが
 良い状態に調和したとき、素晴らしい結果がおとずれる。


スーパーで野菜を見るとき、
個人宅配「ハーモニック・トラスト」の野菜やお米をみるとき、
どんな場合でも、野菜はその生産者を中心とした
「人」と「植物」の生き様の証といえます。


農薬にさらされて肥料で無理やり
成長させられてきたのか。

本来だったら農薬を使わなければ、
虫や病気によって、自然淘汰されていたかもしれません。

もしかしたら、やむを得ず農薬と肥料を使って
無理やり育てられたのかもしれません。

その野菜は苦しくて仕方ないのに、
なんとか生きながらえているのかもしれません。



自然から逸脱した環境を作っておいて、
自然の浄化作用として発生する虫や病気を、
害だと捉えて農薬で押し殺す。

だれしもが、自ら原因を作っておいて、
その結果、起きてくるものごとに
振り回されることは良くあることですね……。



また自然栽培といえど、
肥料・農薬を使わないでただ放置していたとしたら、
それは植物の生きるプロセスと向き合う
農家本来の姿勢とは遠いものなのかもしれません。


自然栽培といえど、質のある時間を積み重ねつつ
土と植物(タネ)と人が
より自然に近づいていくことができて、
初めて質の高い農産物が生まれてくる
のではないかと思うのです。


どんな意志のもとに、
どんな環境でどのように
その作物が生きてきたのかが問われるわけです。



自然栽培においては、
土の中の過去に使われた肥料や農薬などを、
取り除いて綺麗にすることに取り組みます。

そしてもちろん、もう肥料や農薬が
土に入れられることはありません。


そして、農家は土という環境に取り組みつつ、
植物の生きるプロセスに向き合っていくのです。

ある意味、
自然栽培では土が純粋になっていく分
繊細になるといえます。

活かすも壊すも農家しだい。
まるで名コーチたる存在とも捉えられますね。



ちょうどコップに注がれた透明な水は、
少しのインクの汚れもくっきりと見分けられます。

しかし泥水では、
多少のインクも見分けることができません。


つまり、土はきれいになることで
外からの影響にも敏感になり、もっといえば
大自然の力を反映する媒体としても
敏感になるのかもしれません。

そして、作る人の個性もきっと
より映し出してくれるように思えてなりません。



植物は肥料のない環境であれば、
肥料のないなりに、根が伸びたり、
生態を変化させたりして、
環境に合わせて生きようとします。

庭にある柿やゆずなど、
自然界に育つ草木がそうであるように……。


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期間限定で、仲居さんのやさいもご購入いただけます。
http://www.naturalharmony.co.jp/trust/TRIAL/nakaivege/20120120nakaivegeTR.html

■一年を通したニンジンの生長を追う。
http://www.naturalharmony.co.jp/trust/harmonic-trust/resume/carrot.pdf

■そのまなざしが、サツマイモを「観る」。
http://www.naturalharmony.co.jp/trust/TRIAL/nakaivege/nakaisweetpotato.pdf

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posted by ナチュラル・ハーモニー at 08:36| Comment(0) | 生産者さんの情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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